メダカに餌を与えていると、やがて餌の容器を見ただけでメダカたちが寄ってくるようになります。
とても可愛い光景ですが、メダカたちはいったい何を覚えているのでしょう。
餌を与える時間でしょうか?それとも容器の形や色でしょうか?
この実験はメダカが色を識別し、記憶する能力があるかどうかを調べる実験です。
メダカさんガンバッテ。
● 準備するもの
ペットボトル水槽(作り方は上の「メダカの観察」を参照)
プラスチック製のコップ 2個 (実験用餌場)
工具類 (カッター、ハサミ、赤と青の油性マーカー)
● コップで餌場を作る
コップの側面に縦3cm横5cmの四角い穴をカッターで開けます。
そうか、餌場の入り口をつくってあげるんだ。
2つのコップの底の裏を油性マーカーで赤と青に塗り分けます。
メダカさんの赤と青の食堂の完成だね!
※上の写真では切り口がわかるように色を塗ってあります。
● 実験方法
実験はメダカが水槽に慣れてから行ってください。(水槽にメダカを移してから1週間くらい)
1日1回、赤コップに30分餌を入れ、メダカがコップに入るまでの時間を調べ、その後コップを回収します。
メダカさんの食事は1日1回かぁ…おなかすかないかな。
7日間赤コップで餌をあげたら、8日目に餌の入っていない空の赤コップをおいてみます。
メダカさんは本当に餌がなくてもコップに入ってくるかな…
次に青コップで同じことをくりかえします。
● 実験のポイント
メダカがコップに入るまでの時間は経過日数によって変化があったかな?
メダカは餌がなくてもコップにはいったかな?
コップの色による違いはあったかな…などなど。
いろいろな色のコップをつかって、メダカさんの好みの色を見つけるのもおもしろいかもね。